眠られなかった夜の明け前、肩を縮ませ出た公園の、池のほとりの切り株に、黒と白との猫がいて、黒は切り株の上へくるりと、白は切り株の足下へころりと、丸まって、互いにまるで関わりない振舞いで、それでいてその姿態だけは、同じ風になって、まるで、揃…
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